11月コラム

『やりたいことをする為に』

 

 

 今年の運動会はどこも、いつもとは違った形式で行われたのではないでしょうか?

私が担当させていただいている、こども園でも参観形式の運動会に。

 

いろんな制約がある中、『できること』を考え、形にしようと一生懸命な、子ども達や先生方を見て、「何とか力になりたい」と思いました。

 

そして迎えた本番当日。

予定通りに進み、いよいよ最後の『おわりの言葉』

 

“いつも通りたくさんの人に見てもらえなくて残念だったけど、年長組だけの運動会。

いい思い出になりました。
お父さん、お母さん最後まで応援してくれてありがとうございました。”

 

原文はこんな感じだったと思います。

 

たた、聞きながら、自分の中で、込み上げてくるものがあり、意訳していました。

 

“年長組だけの運動会。

いつもとは違って、たくさんの人に見てもらえなくて残念だったけど、私達だけを見てもらえる運動会になりました。

発表の内容や出番は少なくなかったけど、こんなに近くで見てもらえたのは初めてです。

いつも通りには無い、今回だからこその良さがありました。

大変だったけど、大人も子どもも力を合わせて頑張りました。

いい思い出になりました。 

お父さんお母さん、忙しい中、見に来てくれてありがとう。”

 

本当に素敵な、みんなで力を合わせて作った運動会でした。

 

 

 さて、先日ホエールのイベントで登山に行ってきました。

イベントのテーマは

『みんなでホエールoneチーム~つながりの中に~』

 

みんなで助け合って、協力しながら楽しみましょう!

イベントを通して、仲良くなり、繋がりましょう!

という意図がありました。

 

中でも、一番良かったのが、みんなで皆の子どもを見守るというスタイル。

大人がたくさんいることで、早く登りたい子は早く登れ、ゆっくりがいい子はゆっくり登れました。

 

ホエールという繋がりがあり、「この人達なら」という安心があったからです。

 

おかげで、子どもも大人も自分のペースで登れました。

 

 

あくまでも想像ですが、家族4人で登山に行くと次のようになりがちです。

 

早く登りたい上の子。

「疲れた」「脚が痛い」とグズる下の子。

お母さんは自分が登るのがやっと。

お父さんが下の子をおんぶしながら登る。

 

必然的にペースは遅くなる…

すると、上の子は「早く行こうよ」と言い出し、両親は「ちょっとは空気読め…」とイライラする。

早く行きたいのに、いけない上の子は、ストレスがたまって、余計なイタズラをする。

イライラしてるところに、イタズラをされ、両親は雷を落とす…
家族にとって登山が楽しくなくなる・・・

なんてことが、あると思います。

 

今回のイベントのように、いくつかの家族で集まっての登山だと、そのような問題は解決できます。

 

何より、やりたいことをしている人は人を責めません。

 

今回の登山で言うと、早く登った人が、ゆっくりの人に対して「遅かったね」とは言いませんでした。

それは、「早く登りたい」が叶ったから。

 

つまり、「やりたい」ができたからです。

やりたいことができていると、人のことが良い意味で気になりません。

 

数十分は山頂で待っていたと思うのですが、「遅いよ」という空気は一切感じられず、むしろ「頑張ったね」とあたたかく迎えてくれました。

 

 

そして、やりたいことをする為に必要なのが『繋がり』です。

 

「あの人なら任せても大丈夫」という、安心できる仲間がどれだけいるか。

困った時に、「ちょっと助けて」と言える仲間がどれだけいるか。

 

そんな仲間が多くいればいるほど、自分が安定します。

自分が安定すると周りにもいい影響が及びます。

 

そして、みんなが、やりたいことをできるようになっていきます。

 

逆に、全部自分(家族だけで)で「やらなければ」と思えば思うほど、苦しくなっていきます。

登山の悪い例のようになってしまいます。

 

で、これは誰かが悪いわけではなく…システムの問題(環境の問題)です。

 

やりたいことができるように

自分を繋がりの中においてみてください。

 

素敵な人たちが集まるホエールで、素敵な繋がりを作ってもらえると幸いです。

 

 

 

舟木将人

 

 

 

 

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