9月コラム

『信頼』

 

 この数ケ月、たくさんのイベントを開催してきました。

その中で、お母さん達とゆっくり話す機会があり、そこで感じたことをシェアしたいと思います。

 

 あるイベントの最中、3人姉弟が子ども達だけで遊んでるのを見かけました。

お母さんは?というと、離れた所から、時々見る程度。

程よい距離感、放っとかれ感でした。
 

とはいえ、見かけた時は「大丈夫かな?」と気になり、近くで見ていました。

そんな心配をよそに、上の子がしっかりサポートし、フォローできていたので安心してその場を離れることができました。

 

自分達で考え、判断しながら他人を思いやる

この時間こそ、本当の意味で伸びるんだろうなと感じました。

 

 

 

 その後も、下の子を、トイレに連れて行ったり、食事の際もお世話をしているのを見かけました。

私は、ただただ「すごい」と感心するばかり

 

どうすれば、そんな風になるのかが気になり、お母さんに「なかなか、あそこまでできる子はいないですよ!普段、どんな風に過ごしてるんですか?」と聞いてみました。

 

すると、返ってきた答えは

「私、ちゃんとできないから、子ども達にやってもらってるんです...手抜き子育てで、子どもに申し訳ないと思ってます…」

 

ある意味衝撃でした。

 

子ども達がのびのび遊んでいる姿

嫌がることなく、お世話やお手伝いをしている姿

 

絶対にダメなお母さんな、わけがありません。

 

そもそも、手伝ってくれるということは、子ども達が

「お母さんのほうが大変」と感じているから。

でなければ手伝ってくれません。

 

自分で全部できないこと

子どもに頼っていること

を負い目に感じている様子でしたが、私から見ると上手に頼れてるように見えました。

 

 

【お手伝い】

ホエールではマット等の準備を子ども達がやることになっています。

準備の時間、ただ待っているだけより、自分達ですることによって、色んな体験ができます。

次は何が必要かを考えたり、友達と協力して動いたり、コミュニケーションを学ぶ機会にもなっています。

 

また、私も手伝ってもらえるので助かります。

 

結果、早く準備が終わり、練習時間や遊びの時間が増える。

上手く頼ることで、みんなにとってプラスになり、良い結果をもたらすのです。

 

 

【認める時間】

それにしても、驚くほど上手にお手伝いをしていたので、その秘訣を探るべく、たくさん、お話を聞かせていただきました。

 

「これだ!」と思ったのが

 

「少しの時間だけでも長女と2人の時間を作ることにしています。」というもの。

 

この、特別感を感じられる時間が超重要で

その時間には、お母さんからの「いつも手伝ってくれてありがとう」という気持ちがこもっていて、子どもにとっても、お母さんの思いを感じる時間になります。

 

だから、嫌な顔一つせずお手伝いしてくれるんだと分かりました。


上の子あるあるですが、「お母さんを手伝いたい」、「貢献したい」という気持ちを強く持っているように思います。

 

大好きなお母さんのお手伝いをして、貢献できて、認めてもらえ、二人の時間を作ってもらえる。

 

そんな嬉しいことはありませんよね。

 

 

【最後に】

きっと、多くのお母さんが

「私の子育てあってるのかな?」

「本当にこれでいいのかな?」

という不安に思っていたり、「自分はちゃんとできていない」と自分を責めているように思います。

 

 

そんなお母さん達に

たくさんの子ども達(年間のべ1万数千人)と関わらせてもらっている立場から伝えたいことがあります。

 

大丈夫です

 

 

ホエールの子ども達を見ていて感じること

 

みんな、お母さんからの愛をたくさん受けて育ってる

ほんと、素敵な子ども達ばかり

「みんな上手に育てるな」といつも感じています。

 

 

子どもに頼ることは「手抜き」ではなく『信頼』

信じて、頼ると書いて信頼です。


もっと頼ってみてもいいのではないでしょうか?

それが回りまわって子ども達にとって必ずプラスになるはずです。

 

 

 

舟木将人

 

 

 

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