12月コラム

『見る』

 

 

 さて、気が付けば師走を迎え今年も残すところあと1か月。

『師走』の語源は、師(僧)が読経などの仏事を行うため、東西に忙しく走り回ることから「師馳(しは)せ月」となり、それが師走になった。

など諸説あります。

 

子どもの頃はそういった類のことには一切興味がなく、覚えなければいけないから覚えた言葉でしたが、語源や由来がわかるとどの言葉も面白いものです。

 

「ほぉ、なるほど」と感じたことは忘れないし、そんな体験こそが学びの原点だと最近感じるようになりました。

 

 

 さて、私の人生のミッション(使命)は

『自分も周りも輝かす』ことです。

 

なので、普段から「どうすれば人は輝くんだろう」と考えていて、いくつかわかってきたことがあります。

人が輝く要因の一つが『見てくれてる人の存在』です。

 

 

 今年の夏、教室のエアコンの調子が悪くなり、修理を依頼しました。

 

修理の方に、状況を伝えると、室外機の問題だとわかり、外で室外機のカバーを外し何やら作業をし始めました。

 

私は、その横で室外機を見ながら「思ってたより複雑そうだなー」なんて思いながら「これは何ですか?」「どんな役割があるんですか?」、「なるほどー」と興味のあることを聞いていました。

 

そのうち、会話が盛り上がりはじめ、修理の方から「自分が住んでいる近所にも体操教室があるんです」となり、お子さんの話、教育の話、ご自身がされてた野球の話になり、最後は『人生において大事にしてること』の話になりました。

 

そんな、やり取りをしていると、あっという間に修理が終わり、気が付けば楽しい時間でした。

 

私の気になっていることを丁寧に教えてくださり、エアコンも直してくれ、とても気持ちが良かったので、缶コーヒーを差し入れしました。

 

すると、修理の方も更にプラスでサービスをしてくれることに。

 

プラスでサービスをして欲しかったから、話しかけたり、差し入れをした訳ではなく、興味があったから聞いただけで、気持ちのいいサービスだったから差し入れしただけでした。

 

 

 その後、自分なりにいろいろと考えることになりました。

修理の人に「お願いします」と、お任せしておくことも可能だったけど、それだと、こうはなっていませんでした。

 

最大の気付きは

自分のやっていることに対して、興味を持ってもらえたり、見てくれる人がいると頑張れるし、嬉しいものだということでした。

 

きっと、家事やご飯を作ってる時も一緒で、作ってるところを見ていてくれたり、隣で話しかけてくれるだけで、過ごす時間の濃さが違うだろうし、嬉しいのではないでしょうか。

 

そして、自分の頑張りが、評価されると尚更です。

 

頑張って作ったご飯を美味しそうに、たくさん食べてくれたら嬉しいし、「何が、どう、美味しかった」まで具体的に言ってもらえると、嬉しさは倍増です。

 

また、「気付かないだろうな」と思っていたことに気付いてくれた時は、さらに何倍も嬉しいものです。

 

気付かないと思ってたけど、気付いてくれる人がいる=見てくれている人がいる。

→わかってくれている人がいる

→もっと頑張ろう!

 

となるのではないでしょうか。

 

食事をしにお店に行った時

一生懸命なスタッフや頑張っている人がいたら、アンケートに書いたり、一言かける。

そんな「見てるよ」のメッセージが、伝わった時、きっとその人は「また頑張ろう」と思うはずです。

 

お家の中でも

見たままを言葉にする→「あなたを見てるよ」

気になったことを聞いてみる→「あなたに興味があるよ」

いいと思ったことを言葉にする→「あなたを評価してるよ」

というメッセージになります。

 

大人も子ども例外なく、誰かに「見てもらいたい」と感じているものです。

 

また、みんな、見てもらえるように行動していて、見てもらえていない時は、気を惹くために問題行動をしたりします。

 

だからこそ、見てくれる人がいる環境が必要で、その為に『つながり』や『しくみ』が必要なのだと思います。

だって、全部は一人じゃできないから。

 

みんなで、見てあげ、みんなが見てもらう。

ことが必要だと思います。

 

 私は、本当にたくさんの人に見てもらえています。

毎日、たくさんの子どもたちが教室に来てくれ、親御さんも見てくださっています。

そして、時々、声をかけていただきます。

皆さんのおかげで、毎日、頑張ろうと思えます。

ありがとうございます。

 

 

 『自分も周りも輝かす』

その為には周りに目を向け、見たことを言葉にし、気になったことを聞き、いいと思ったことを相手に伝える。

 

そしたら、自分のことも見てもらえるようになる。

 

まずは、「見る」ことから始まる。

そして、自分も周りも輝かす人が増えるといいな。

と感じた11月でした。

 

さあ、今年も残り一か月。

素敵な年末年始を迎えられるように準備していきましょう!

 

 

舟木将人

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