1月コラム
『2020年振り返り』
昨年末に書いた、このコラムを読み返してみると、「やれるかどうか悩んでる暇はない。2020年は全力で駆け抜ける」と書いてありました。
皆さんは2020年どの様に振り返りますか?
1月に入り「どうやら新型のウイルスが発見されたらしい」と、他人事でしたが、あれよあれよと日本にも入ってきた新型コロナウイルスに大きな影響を受けた一年でした。
日本中の小・中学校が休校になり世間に激震が走りました。
それと同時に起きた、消毒液やマスク、トイレットペーパーの転売、買い占め事件。
商売の基本は「需要と供給」と言われればもっともなのですが、「今はそんなことを言ってる場合じゃない」という義憤に駆られました。
それから緊急事態宣言が全国に出され、ホエールでも教室を閉めることに。
ある日突然完全に仕事がなくなり、何もすることがなくなり、社会との繋がりが無くなる恐怖を感じました。
必死に何かやることを作りだしている毎日でした。
同じような境遇の人もたくさんいたのではないでしょうか。
また、学校が休みになり、子どもと毎日ずっと一緒にいる事で、思ってもいなかったストレスを感じることもあったかと思います。
お父さんが子どもを見ることになり、家事に子育てがこんなに大変だとは。。。という声もたくさん聞きました。
一方で、医療従事者の方や細心の注意を払いながら働かなくてはならず、休みたくても休めない人もたくさんいました。
どれだけ怖かったか、苦しかったか、逃げ出したかったか想像に難くありません。
そんな中、使命感を持って働いてくれた方々のおかげで、何とか日常の生活を保つことができました。
世の中は、たくさんの人がそれぞれの役割を果たして成り立っていることを感じました。
自分の使命(命をどう使うのか)を考えるキッカケにもなり、助け合いの精神と、繋がりを強く意識させられる機会となりました。
そんな休業中、オンラインショップを立ち上げ、各種イベントの前売りやメルマガの販売、オンラインレッスンをやってみたり、オンラインお話会をやってみたりもしました。
うまくいったものから、そうでないものまでいろいろありましたが、本当にたくさんの方が支援の意味合いで買ってくださりました。
また、応援のメッセージをたくさん個別にいただきました。
多くの人がホエールを大切に思い守ってくれ、支えてくれているのが伝わってきました。
「みんなのホエール」そう感じ
『みんなでつくるホエール』にしたいと思った瞬間でもありました。
それから、支えてくださった皆様にお返しをしたいということで、イベントを開催しました。
イベントを分解すると
運営者+参加者=イベント
当り前ですが、どちらか一方が欠けては成立しません。
参加者の方に喜んでもらおうと運営側が頑張ると、参加者の方が喜んでくれて、気持ちのこもった「ありがとう」を伝えてくれます。
すると、また次のイベントでも「参加してくれる人たちの為に」と頑張れるし、また参加してくれる人たちに喜んでもらえます。
つまり、お互いがお互いを喜ばせることに繋がります。
そんなサイクルの中にいる人が輝いているのは間違いありません。
ホエールのミッションは
『自分も周りも輝かす、そんな力を育てる』
子ども達にとってはもちろん、お母さんお父さん、そして、私にとっても、自分も周りも輝かす場になって欲しいと考えています。
今もなお、世界中を騒がせている新型コロナウイルスがたくさんの機会を与えてくれたのは間違いないありませんが、私にとって2020年一番のトピックは
「お母さんの学校をつくりたい」と言って、ホエールママのままplusを始めたことです。
2019年の末ぐらいから「やりたい」と自分の中に芽生えた小さな想い。
新しいことを始めると当然、いろんな意見が出たり、失敗がつきもの。
だからこそ「やる」と言葉にするのは怖かったし、勇気がいりました。
それまでが上手くいってればいってるほど。
そんな、自分の中にあった、ちいさな小さな『想い』
なかったことにしようと思えばできたし、気付かないふりをしようとしたらできた。
また、「失敗したらどうする?今、うまくいってるんだし辞めといたほうがいいよ」と自分に言い聞かすこともできました。
でも、それじゃ今以上に前に進めないし、今より誰かを喜ばすこともできない。
そして、何より自分に嘘をつきたくない。
そんな理由から
怖いけど、自分の気持ちに正直に、やりたい気持ちを言葉にし、「ままplus」が始まりました。
『小さな想い』を言葉にし、勇気を出して踏み出した『小さな1歩』
それが私の人生における大きな1歩になるように感じています。
さて、もうすぐ2021年を迎えようとしています。
話は戻りますが、ホエールは皆さんのおかげで成り立っています。
素敵な人達が来てくれるから素敵な教室になります
素敵な教室だから素敵な人たちが来てくれます
素敵な子ども達が来てくれるから素敵な先生になります
素敵な先生がいるから素敵な子ども達になります
やっぱり、ホエールはみんなで、できています。
皆さん一人一人がホエールをつくってくださっています。
そんな皆様への感謝の気持ちをもって2020年を締めくくらせていただきます。
大変なこと、怖いこと、辛いこともたくさんあった1年でしたが、それ以上にたくさん笑い、たくさん心が動いた一年でした。
間違いなく、これまでの人生で最高の一年を過ごすことができました。
皆様、2020年も本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
それでは、よいお年をお迎えください。
舟木将人