3月コラム

『やったことがないから』

 

 

 先日、教室のすぐ近くで火災が起こりました。

辺りは、騒然としましたが、すぐに消し止められ、けが人もいなかったのが不幸中の幸い。

 

そんな身近に起きた出来事から、普段通りの「日常」を過ごせるのは幸せなことなのだと、忘れかけていたことに気付かせてもらいました。

 

 実は、今年の1月からオンラインで大学院の講座を受けているのですが、そんな『学び』も日常だからこそできるもの。

身の回りに災害やトラブルが起こって日常が無くなれば、勉強どころではありません。

 

子どもの頃や学生の頃には感じなかったことですが、『学べる』のは、ありがたいことで、贅沢なものなのだと思いました。

 

 

 さて、皆さんは子どもに「何で勉強するの?しなきゃいけないの?」と聞かれたら何と答えますか?

 

きっと、誰しも我が子には、「勉強が、できないよりは、できて欲しい」と願うもの。

親でない私でさえ、ホエールに来てくれている子ども達には「体操が少しでも上手になって欲しいし、たくさん学んで、色んなことができるようになって欲しい」と思っています。

 

私が子どもの頃、「なぜ学ぶの?学ばなきゃいけないの?」という質問に対して、「将来の為」と言われて、全然納得できなかったのを覚えています。

 

いい学校

良い環境

将来の選択肢が広がる

 

理屈はわかるけど、具体的なイメージを持てず、やる気にはなれませんでした。

ただ、大人になって「学びたい」と思うようになり、「将来の為」が具体的に分かるようになりました。

 

英語を学ぶと英語ができるようになるし、算数の勉強をすると計算ができるようになる。

体操の練習をすれば、できなかった技ができるようになるし、料理も練習すれは作れるようになっていく。

 

学ぶことで(練習することで)、できることが増えていきます。

 

ゲームやアニメで例えるなら、出せる技が増える感覚でしょうか。

技が1つしか出せないキャラと、技が10種類出せるキャラでは、10種類出せる方が強いものです。

 

料理が上手になるには、たくさん料理をして経験がが必要。

体操で○○ができるようになりたい!と思えば練習(経験)が必要。

 

今、受けている大学院の講座は自己嫌悪に陥るぐらい、できないことがたくさんあります。

 

参考書や、講師の説明を見聞きすると納得できるし、理解できるけれど、自分では全くできない。

 

肉じゃがで言うと、食べたことあるし、美味しいかどうかは分かるけれど、自分では作れない。

 

と言った感じです。

 

要は、今までやってこなかった事はできない。

 

私にはたくさんのできないことがあります。

きっと、誰にでもあるはずです。

 

講座を受ける中で、できない経験をして、苦手だからできないのではなく、今まで、やってこなかったからできないのだと分かりました。

 

だからこそ、こう言うこともできます。

「やったらできる」

 

 

それに関連して、もう一つ。

面白いことに私たちは、どうやら「やりたいこと」以外はできないようになっているようです。

 

数回は無理すれば、できるかもしれませんが、すぐにやらなくなってしまいます。

 

筋トレやダイエットが良い例で、その時の関心度の高い方を選択してしまいます。

 

つまり、本当にやりたいことしかできないのです。

 

時々、「特にやりたいことが無いのですが…」と言われるのですが、答えは簡単で、今やっていることが、その人のやりたいこと。

 

何もしないも「やりたいこと」だし、嫌だなと思いながらやってることも背景には色々あるにせよ、やりたいことなのです。

 

 

 さて、だいぶ話が脱線しましたが、なぜ学ぶのか?

あくまでも私の考えですが、それは「将来、やりたいことをする為」です。

 

私には自分でも整理がつかないぐらい、やりたいことがあります。

それらを為すには、学ぶ必要があるのです。

 

そんな、私のやりたい事とは、「関わる人の役に立つこと」

 

かなり、抽象的ですが、先月のコラムにも書いたように、人にいい影響を与えられる存在でありたいなと思っています。

 

その為には、知識も実力も必要。

だから、技を増やすべく学んでいます。

 

何もできなかった私が、少しずつ何かできるようになっていく過程を見て、「あ、やったら、できるようになるんだ」と思ってもらいたい気持ちもあります。

 

まだ、何もできない私ですが、いつか皆さんの役に立てることを目標に頑張ろうと思っています。

 

そのように思えるのは、関わってくださる皆様のおかげ。

いつもありがとうございます。

 

 

 

舟木将人

 

 

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