3月コラム

『やれる仕組みづくり』

 

 あっという間に1、2月が過ぎ去り、今年も6分の1が過ぎたと思うと、あまりの早さに驚きます。

年初に立てた2023年の私の目標は3つ

①すぐにやる

②英検準一級合格する

③畑をする

 

私は忘れやすいタイプなので、目につくところに立てた目標を書いて、貼ってあります。

1日に何度も目にするので、ふとした瞬間に「あ!」と思い出すことができます。

 

特に①の「すぐにやる」

どうしても、「後でやろう」と色んなことを後回しにしてしまいがち。

例えば、後でまとめて片付けようと思って、結局暫くやらない。

や、メッセージが来ても、見るだけ見て、返信を後回しにしてしまう。

など。

 

良くないと思ったので、「気付いたらすぐにやる」「後回しにしない」為に今年の目標に『すぐにやる』を掲げました。

まだ、2か月ですが今の所、続けられています。

 

②英検準1級に合格する

これまで、2度受けたのですが、2回とも不合格。

なんとか今年は合格したいというものです。

 

1回目は勉強不足で、単純に勉強の量が足りませんでした。

なので、2回目は、とにかくたくさんの量をこなすことに重点を置き、取り組んだけど、またもや不合格。

 

ただ、気付いたことがあって、量も大切だけど、やりかたである『質』に問題があった。

と気付きました。

 

合格を分解すると

合格=量×質

 

今回、不合格でしたが、『量』にこだわってやったからこそ、『質』に問題があるかもしれないと仮説が立ちました。

 

やってみて、失敗して、仮説を立てて改善して、またやってみて、失敗して。。。を繰り返す中で、問題のある個所の特定できたのです。

 

何が問題なのかがわかると、対策ができるので、合格に一歩、近づくと思っています。

そんな自分の仮説が正しいかどうか?の答え合わせは数ケ月後です。


 さて、後は実行するだけなのですが、どんなことも継続するのが難しい。

よっぽど好きなことでなければ、続かないものです。

勉強、ダイエット、運動や片付け、などなど誰しもが一度はやろうと思ったけど、できなかった。

という経験があるのではないでしょうか。

 

私の場合は、「やるぞ!」という意志だけでは続かないので、頑張れる『仕組み』を作るようにしています。

 

それは、まさに、今回のコラムですが、「人に話す」です。

 

「やります!」と言ってしまえば、やらざるを得なくなって、やる。

「やってます!」と言うと、どうなったの?と聞かれるので、やる。

 

なので、頑張れるように、続けられるように。

やりたいこと、やろうと思ったことは公言するようにしています。

 

出来なかったらどうするの?

と時々聞かれるのですが、できなかったらネタになるのでおもしろい。

と考えるようにしています。

 

「英検落ちた」と子ども達に言うと、笑われたのですが、1ミリも気にしていません。

何よりも『合格=質×量』に気付くことができたし、『質』を重視して取り組む方がいいのではないか?という仮説が得られました。

 

それが分かったことが、一番の収穫で、合格することよりも、自分に合った勉強法が見つかったことの方が重要です。

 

世の中にはたくさんの『教材』や『情報』が溢れています。

○○を最短で取得!一瞬でできる○○!など。

取り組みのキッカケとしては良いと思うのですが、最終的には、自分に合ったやり方は、自分で見つける以外ないと思っています。

 

また、目指すレベルが高くなればなるほど、偶然できる可能性は低くなっていきます。

 

体操で例えると、偶然、逆上がり が出来ることはあっても、逆立ち歩きが出来ることはない。

 

それ相応の練習 量 と 質 が必要。

と、最近、逆立ち歩きが出来るようになった子ども達を見ていて感じました。

 

 

 自分が、体操を通じて子ども達や周りの人に感じてほしいことは、『やればできる』という事。

 

そんな、「やればできる」や「できた」の積み重ねが、自信になり、あれもやってみよう!これもやってみよう!と次なるチャレンジに繋がります。

 

今まやったことので無い事や、できない事に挑戦して、それができるようになった時、初めて自信になります。

出来ることをやっていても自信はつかない。

 

普段、子ども達を応援し励ます立場にある自分。

だからこそ、自分自身が出来ることだけやってるのではなく、誰よりも挑戦し、失敗し、何とか達成する姿を子ども達に見せていこうと思っています。

でないと、子ども達に「頑張れ」と言う資格は無い。

と思っています。

 

 

さあ、いよいよ3月。

別れの寂しさと、新しい出会いがある季節。

気も張るし、考えることも沢山ありますが、新しい時代がやってくるのが楽しみです。

希望を胸に春を迎えましょう。

 

 

舟木将人

 

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